こんにちは
引っ越しも終わり、リタイアにむけて懸念点だった住宅問題は解消しました
あらためて、現時点でのリタイヤの可能性を検証してみます
現時点での資産額
マンション購入で現金が枯渇したのと最近の低調な株式市況で、ここ数カ月の総資産額は停滞しています
退職金
今年度で退職した場合、退職金は7,656,600円と見込んでいます
今後の入金等も考慮して、今年度末で退職した場合の資産額は4000万円程度になると想定しています
新居での生活費
毎月かかる費用
次の3パターンで検証します
・生活レベルを変えず、車も所有したまま、趣味のテニスも現状通り
・生活レベルを変えず、車を手放し、テニスも出費を抑えめにして続ける
・生活レベルを落とし、車を手放し、テニスをやめる
最低限の生活をするなら月14万円まで下げられますが、これは住居費(住宅ローン、管理費、修繕積立金)以外で5~6万で生活するという、あまり考えたくない状況です
年間生活費
上記以外の費用をピックアップしていきます
リタイア後は、国民健康保険料は最低額、国民健康保険料は免除、所得税や住民税はかからないので、他にかかるのは自動車の費用くらいで車を手放す場合はこれもかからなくなります
さきほどの表にこれらの費用を加えて、年間生活費を算出します
※年間生活費=月単位×12カ月+その他の費用
現状の生活レベルを維持するなら276万円、ギリギリまで抑えて174万円ですね
リタイヤに必要な資産額
年間生活費が試算できたので、次はリタイアに必要な資産額を試算します
4%ルールが有名ですが、15年後の60歳になったら年金を繰上受給したり、いざとなったらアルバイトすることなどを考慮して、少しゆるく5%~7%(7%はS&P500の平均利回り)で試算しました
さきほどの表に加えるとこうなります
現状の生活を維持するなら、利回り5%だと55,329,478円が必要という事になりますね
利回り7%で考えるならもうリタイアしても大丈夫という事になります
ただしこの利回りは税引後なので、税引前で考えるともっと高い利回りになります
税金の影響
税金が約20%なので、税引き後7%なら税引き前で9%近い利回りで運用する必要があります
S&P500の平均利回りの7%を2%も上回るのはちょっと現実的ではないですね
現時点でのリタイアの可否
ここまでの資産結果からリタイアの可否を考えます
今年度末に4000万でリタイアするのは不可能ではないですが、車を手放すなど生活レベルを落とすことが必要となり(上記の表の真ん中のケースですね)、利回り下振れした場合にアルバイトしないといけなくなる可能性がまだ高いです
安定的に現状の生活を維持するためのラインは5000万円ですね、そうなるともう少しだけ仕事を粘った方がいいかなと思いました
ただ、仕事がどうしても嫌になったら躊躇なく退職できる状況には持ってこれたと思います
余談:新NISA
総資産に占める新NISA口座の割合が増えていけば、実質利回りは上がっていきます
利回り7%の場合だと次のようになります
NISA口座の枠1800万円を全て埋めきるには5年(年始一括投資なら4年と1日)かかるのでまだまだ先の話ですが、将来的に資産のほとんどがNISA口座になったら税金をほとんど考えなくて良くなります
7%と(税引き後の)5.6%ではリタイヤに必要な資産額が1000万円ほど違ってきます
NISA口座の影響の大きさを感じます
それでは、また
追記:固定資産税抜けてました
固定資産税について販売会社からの資料によると、当初5年間は減免が適用されて8万円程度から漸減していくとの事、また減免がなくなる6年目以降は10万円程度から漸減していくとの事です
仮に固定資産税が10万円とした場合、リタイアに必要な資産額は次のように変わります
利回り5%の場合で比較すると200万円増えました(200万円の5%が10万円なので当たり前ですね)
わずか10万円の生活費増額ですが、必要な資産額に与える影響は大きいですね