リタイアしたい公務員の日記

遅くても50歳までにリタイアします(いま45歳)

50歳でのリタイアが可能か④ 年金がいくらになるか

 

leverage-kouhaitou-mix.hatenablog.com

こちらの続きになります。

 

リタイヤ後の収入は投資の運用益(配当金と切り崩し)がメインですが、60歳以降は年金の収入が加わります。50歳で退職したときに年金がどのくらいになるか書いていきます。

 

公務員がもらえる年金は次の3つになります。

① 国民年金

② 厚生年金

③ 厚生年金に追加される分(昔あった共済年金の名残り)

 

① 国民年金

満額だと年間780,900円(令和3年の場合)になりますが、年金保険料を支払わなかった期間に応じて減額されます。

自分の場合だと、20歳になってから公務員になるまでの間、リタイアしてから60歳になるまでの間が支払わない期間となります。免除の申請をすることで、払っていない期間であっても一部支払った扱いにしてもらえます。

20歳から60歳までの40年間(480ヵ月)のうち支払ったことになる月数は402ヵ月となり、年650,000円程の受給額になる見込みです。

 

② 厚生年金

国民年金と違って年金額の算出は非常に困難です。収入によって年金額が決まるのですが、働き始めてから退職までのの収入を把握していないと正確には算出できません。

過去の収入がハッキリしないのであれば、ねんきん定期便などで現在の年金が把握して、そこから退職までにどのくらい年金が上積みされるかを算出していくもの一つでしょう。

計算式は詳しいサイトにまかせるとして、自分が50歳になる年度で退職した場合だと年740,000円程の受給額になる見込みです。

 

③ 厚生年金の追加分(共済年金の名残)

共済年金平成27年10月に厚生年金に一本化されましたが、それまでに共済年金として掛けていた分(⇒経過的職域加算)と、一本化後に制度が始まった退職年金給付が厚生年金に追加されて受給できます。50歳で退職した場合、65歳からの受給で年80,000円程の受給額になる見込みです。

 

④ 退職する年齢を変えて試算

①②③の合計がもらえる年金額になります。リタイアが遅れる場合も考えて、退職する年齢を変えて計算してみました。

 50歳で退職 ⇒ 年1,470,000円

 55歳で退職 ⇒ 年1,740,000円

 60歳で退職 ⇒ 年1,940,000円

当然ですが長く働くほどに年金の受給額は上がっていきます。

 

⑤ 受給開始の年齢を変えると受給額は変わる

④の金額は65歳から年金を受給した場合の金額です。65歳から受給するのが基本ですが、受給の開始時期を早めたり遅くすることができます。早くすれば受給額は下がり、60歳でもらうなら24%減らされます。逆に遅くすれば受給額が上がります。

次の記事で、年金受給開始のタイミング戦略について書いていきます。