リタイアしたい公務員の日記

遅くても50歳までにリタイアします(いま45歳)

NISA改正とリタイア戦略

こんにちは、ろーむです。

現行NISAは来年で終わりになりますが、2024年以降のNISAは大きな改正があり非課税枠が増えるようです。リタイアを目指している自分のような人にとっては特に朗報です。改正案をもとにリタイア戦略を考えてみました。

NISAの改正案

現状では次のような案になっているようです。これが実現したとしてシミュレーションします。

  • 年間360万円
  • 非課税枠の総額1800万円
  • 非課税枠は売却することで回復

最短で非課税枠を埋める

年間360万づつ投資していけば、5年でちょうど1800万円の非課税枠の総額に達します。株価は今年は低調ですが、基本的には長い目でみて右肩上がりなので早い段階で非課税枠いっぱいに投資したほうが期待値は上がります。

年間360万は自分の入金力より100万ほど高いですが、特定口座や現行のNISA枠で運用している分を売却するなどで、360万の投資は可能です。

リタイア後に切り崩し開始

リタイアしたあとは切り崩していきます。仮に7%で切り崩していくなら

 1800万 × 7% = 126万円

126万円を非課税で切り崩せます。

7%はS&Pの平均利回りです。株価低迷時には生活防衛資金の発動することによって元本を維持できると踏んでいます。

上記の式では1800万としていますが、実際には評価額が上昇していきます。それを加味してみると

 1年目の360万円 ⇒ 5年間の運用で505万円に

 2年目の360万円 ⇒ 4年間の運用で471万円に

 3年目の360万円 ⇒ 3年間の運用で441万円に

 4年目の360万円 ⇒ 2年間の運用で412万円に

 5年目の360万円 ⇒ 1年間の運用で385万円に

合計で2214万にあります。このとき、上記と同様に7%で切り崩していくなら

 2214万 × 7% = 155万円

となり、非課税枠から受け取れる額は30万円ほど増えました。

自分の生活費の年200万には残り45万円です。これを課税口座での運用益から調達するなら、800万円ほど必要です。

 800万 × 7% × 80%(税金を加味) = 45万

2214万と800万、合計して約3000万あればリタイア可能ということになります。

切り崩したことで非課税枠が回復

さらにいえば、切り崩すことによって非課税枠は回復します。

上記の例で言えば、155万切り崩したなら126万円程、枠が回復します。

1800万の投資額にたいして2214万の評価額であれば含み益は23%です。155万にこの割合を当てはめると、元本からの切り崩し額は126万となります。

可能なら非課税枠を埋めた後は温存したい

5年間かけて1800万の非課税枠を埋めた後、さらに5年間そのままにしたら評価額は3100万円くらいになります(年利7%で計算)
そうなると7%の切り崩しで
 3100万 × 7% = 217万
となり、非課税枠だけで生活費を超える運用益が得られます。
 
いろいろ考えてみましたが、まだ案の段階です。今後の行方に注視していこうと思います。
 
それでは、また。