こんにちは。
最近は退職への欲求が高まっています。退職した場合、大きな出費となるのが健康保険料です。これをどうやって抑えるか考えてみます。
国民健康保険に加入した場合
3月いっぱいで退職して4月から国民健康保険に加入したとします。国民健康保険料は4月から翌年3月までが年度となっていて、前年(こちらは1月から12月まで)の収入状況によって決まります。
自分の所得はこちらの記事で公開しています。
leverage-kouhaitou-mix.hatenablog.com
給与収入:6,648,769円 所得にすると4,883,892円です。
自治体が公表している表で、だいたいの保険料がわかります。
この表では給与収入が650万円で年間保険料が年681,450円です。自分の収入はもう少し多いので、保険料は年700,000円(月額58,333円)程度です。退職後にはかなり厳しい金額です。
翌年度以降は国民健康保険料はかなり安くなる
翌年度の保険料は今年の収入で計算されるので、今年の収入が120万円(1月から3月の給料だけ)だとすると年68,420円(月額5,700円)です。
それ以降は年収を98万円以下であれば年22,570円(月額1,880円)まで下がりますので、負担はほぼなくなります。
今の保険を継続した場合(任意継続)
自分が加入している健康保険だと、任意継続中の保険料は下図のようになっています。
退職時標準報酬月額は410,000円になると思います。全組合員(=職員)の平均標準報酬月額がいくらなのかはわからないので、ひとまず410,000円で計算します。
掛金率はこちらの表のとおりです。
この表は単位が‰(千分率)です。%に直すと、自分の場合は11.238%です。
これらをもとに保険料を計算します。
410,000円 × 11.238% = 47,117円(月額)
年額565,406円です。国保に比べると安いですが、それでも高いです。
基本戦略 初年度は任意継続、翌年度は国民健康保険に切替
初年度:任意継続で年565,406円
翌年度:国民健康保険に切り替えて年68,420円
初年度と翌年度の合計 = 565,406 + 68,420 = 633,826
これが基本的な保険料対策ですね。次にさらなる保険料対策を考えてみました。
さらなる保険料対策 社保付きのアルバイトを短期間する
1年目の保険料を抑えるために、社会保険のついているところでアルバイトします。
アルバイトの一例 KDDIエボルバでデータ入力
ざっとアルバイト情報をみたところ、KDDIエボルバでのデータ入力が良さそうでした。電話応対無しのデータ入力作業で、今の正職員の仕事よりは心理的負担は軽そうです。
時給は1,200円で1カ月フルに働けば月収は200,000円、健康保険料は月額11,060円になります。
そして健康保険が付いてから2カ月経てば、任意継続の資格が得られます。この任意継続が公務員退職後1年間の保険料を下げることになります。
任意継続中の保険料は、働いている時の2倍で月額22,120円になります。それでも公務員の保険の任意継続保険料47,117円の半額以下です。
アルバイトは試用期間もあり、いつ健康保険を付けてくれるかわかりませんが、任意継続の資格を得るまで3カ月働いてから退職したとすると、その年度の健康保険料は次のようになります。
4~6月:KDDI健保 月額11,060×3カ月=33,180円
7月~翌3月:KDDI健保の任意継続 月額22,120円×9カ月=199,080円
そして翌年度は国民健康保険料に切り替えます。1月~3月の公務員としての収入の他にアルバイト収入(60万円)を加えて年収が180万なので、国民健康保険料をは年180,260円になります。
退職後の2年間の健康保険料の合計=33,180+199,080+180,260=412,520円
基本戦略と比べて
基本戦略の2年間保険料:633,826
社保付きアルバイトを短期間した場合:412,520
差額は221,306円、これが節約できた健康保険料です。3カ月のアルバイトで得る給与600,000円と合わせたら821,306円です。運よくバイト先の居心地が良ければ続けてもいいですし、そうでなければ「健康保険料の節約のため」と割り切り、任意継続の資格を得てすぐ辞めればいいです。
最近は仕事を辞める前提の日記が増えてきました。自分の心理状態が日記にあらわれるものですね。それでは、また。