こんちには、ろーむです。
年金額を本気で計算したシリーズの最後になります。
過去に2回の記事はこちらです。1階部分となる国民年金、2階部分となる厚生年金について書いてます。
leverage-kouhaitou-mix.hatenablog.com
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今回は3階部分の年金となる、退職等年金給付についてです。
退職等年金給付
終身退職年金給付は共済年金が厚生年金に統合された後に出来た制度で、退職するまで毎月一定額(自分の職場では給料の0.75%)を積み立てて、退職後(60歳以降)に受け取るというものです。
積み立てたものは共済組合のほうで運用されるので、その運用成績で積立額は増減します。運用成績がどうなるかは未来の事でわかりませんし、標準報酬月額も実際の収入と違いがあります(⇒別記事にしますが、毎年4月~6月の給与で決めるので、たまたまその時期だけ残業代が多かったりすると不利だったりします)
そんなわけで正確な金額の計算は困難ですので、厚生年金を計算したときと同じように通知書を活用して、概算で求めることとします。
給付算定基礎残高通知書
ねんきん定期便の退職等年金給付版で↓のようなものです。
給付算定基礎額残高が積み立てた額で、前年度末416,223円だったのが1年間で512,759円まで増えたことがわかります。
付与率は1.5%とあります。給料から0.75%が天引きされているので、その2倍が積立されることになります。1.5%が積み立てられるのに、自分の負担が0.75%で済んでいるのは職場が残り0.75%を負担しているからです。健康保険と同様の労使折半ですね。
一方、基準年率は令和2年10月からは0%、つまり利子が無い状態になっています。強制的なものなので選択の余地はありませんが、あまり魅力はないですね。60歳以上でないと受け取れないという意味で一緒であるiDeCoのほうが利回りは良いです。
50歳で退職時の積立額
通知書は令和2年度末時点のものです。自分が50歳になる年度の令和10年度末までは8年間ありますので、毎年10万円増えていくとすると80万円増えて累計で130万円くらいだと予想できます。
給与がもっと増えていったり、基準年率が今後変わっていけば積立額も変わっていくので、毎年の給付算定基礎残高通知書が来るたびに、予想額を修正していきます。
以上で年金を本気で計算したシリーズが終わりになります。
最後の退職等年金給付については、本気で計算したとい言えないかもしれないですが、基準年率が0%であることや今後の給与が大きくは変わらないとすれば、大きなズレはないと思います。退職等年金給付の場合はもらい方が選べるので、何度もいっている住民税が非課税になるようなもらい方を考える必要がありますね。それはまた別な記事でお話できたらと思います。
それでは、また。